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一寸先は闇

 豊洲か築地か。試行錯誤の市場の移転。都民でもないので、それほど関係はないが、数年前に当社もバイパス工事のために会社を移転したので、築地で生計を立てる人たちの気持ちはよくわかる。
 
 当社は正式に移転の話しが来てから移転まで7年以上費やした。工事そのものは始まってしまえば、工期通り進むので見通しが立てられる。問題はいつ移転の補償等が決まるかだった。そのことで5~6年は身動きが取れなかった。
 
 移転で既存の建物を壊すことがわかっていて、その建物をリフォームしたり不具合な個所をガッチリ直したり余計な投資はしない。不本意な状態で既存の設備をいつまで使い続けなければならないかがストレスだった。
 
 多分、市場の結末は豊洲なのだろうと思う。6,000億円の投資。一日でも早く使う方がいい。豊洲の維持費は1日500万~700万円とも言われている。何の付加価値がなく1日1万円札が700枚飛ぶ。もったいないお金だ。

 移転の時期を見据えて計画を立ててきた築地の人たちは、このことで日々頭を痛めているに違いない。豊洲に合わせて我慢して使ってきた設備や道具もいろいろあるはずだ。今のままではいつまで宙ぶらりんが続くのか…。

 水質の問題ですっかり「豊洲」という言葉のイメージは汚れてしまっている。このようなブランドイメージにしてしまった人の責任は重い。当初の計画通り移転していれば、その後に様々な問題が発生したとしても、その時にできる最善の策で対応すれば、ブランドは確立できていたのではないだろうか。

 もし結果的に「豊洲」に決まったら、この間に負担した多額な費用や時間が本当に無駄だと思う。長期的に進めてきたビックプロジェクト。大事な時にトップが変わり、振り回される築地の人たちは人生さえも大きく転換していくかも知れない。世の中、何が起こるかわからないものだと痛感。

トレーラーとラフター【https://youtu.be/tY514hLrfk8】

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