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コロナから始まり・・・

 ここ数年、トラックの新車の納期が車種を問わず益々延びてきた。1年以上前に注文をすることになるので、それなりに設備投資の計画が必要になる。
 保有車種は平ボディ、ユニック、ウイング、ローリー、セフティローダー、トレーラー、ラフタークレーン、クローラクレーン、オールテレーンクレーン等々、種類も多く、それぞれの車種は積載量等も違うので何トン車を優先して投資するかも毎回悩ましい。
 トラックは高価な設備である一方、消耗品でもあるので納期が長くなると納期まで待てずに大きな整備も時々出てくる。
 今回は燃費の問題で新車の納期が不透明なメーカーの事情もあって、劣化した荷台をしっかりと整備することになった。


 割れた床板と劣化した横ネタをきれいに撤去して、ついでにフレームもしっかりと錆を取り塗装。


 新しい横ネタを組み込みしっかり固定。


 コロナでニュースにもなっている「ウッドショック」の影響はトラックの床板にも出ていて、取引先から最後に調達した貴重な板を使った。取引先は床板の材料の「アピトン材」の販売をやめてしまった。


 整備士というより大工さん。ノミやカンナを駆使して床板をきれいに組み込んで最後に腐食防止の塗装をして完成。
 この車種はワイドボディの6.2t積載クレーン付き平ボディ。(通称:6tユニック車)標準ボディや中間幅の6t車は中古市場でも時々見かけるが、ワイドボディはなかなか出てこない意外に貴重な車種。
 いずれにせよトラックは消耗品。経年劣化したトラックなので荷台をなおせば次はエンジンやミッション等も心配になる。
 3月から生産をしていないメーカーがあり、このタイプを生産できるのは現況で2社。大手1社の生産停止は、これからいろいろな業種に影響が出てくると思う。

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