猛暑が続く

35年程前はクレーン車にエアコンはなくて、今、街中で持ち歩いているくらいの小さな扇風機がついていた。その時代、それでもそれなりに仕事ができたが最近は暑さが違う。以前の扇風機では運転席で熱中症だろう。

気候が変わり人間も弱くなっているのかも知れないが、昭和、平成、令和と、トラックもクレーンも随分進化したとつくづく思う。

ラフタークレーンは昭和後期から平成初期にかけて登場した。初めて導入したのが「タダノ製TR250M―3」という機種で、会社を右折して出ると国道119号線の日光街道はやや登り坂になっているため、30km/hしかスピードが出なかった。そして故障も多かった。特に電気系統が頻繁に不具合だった。さらにエンジンもミッションもトルコンも油漏れから始まり、主要部品の交換も何度もした。確か「タダノの安藤さん」という関西弁風のサービスの方が、月に数回修理に来てくれて、夜遅くまで粘り強くなおす姿を記憶している。


これから30年後、ますます暑くなるのかな・・・。
2025年7月31日総合