熱中症
今から40年くらい前は「熱中症」という病名を聞くことはなかった。小中学校時代は、暑い日に校庭で倒れたり、体調不良で保健室に行ったりする際は「日射病」と言っていて、今のように周りの人たちから心配されることはほとんどなかった。どちらかというと「あいつ朝飯食ってきたのか?」とか「あいつはいつも根性ないんだよなー」とか、逆にけなされていた。
そして現在はここ数年、これまで経験のない気温の高い日が続くので「熱中症」が増えている。さらに「熱中症」が発端で、心筋梗塞や脳梗塞等々を発症し、持病や他の要因も重なり倒れる人も多い。以前とは気候も大きく変わり老若男女「熱中症」は要注意な症状だと痛感する。
今夏はとても親しくお付き合いをさせていただいた同業者の番頭さん(65歳)が熱中症による心筋梗塞で急逝された。真夏日に草刈りをしていたらしい。
エアコンがあるトラックやクレーンの車内。しかしガラスが広いので直射日光の紫外線は長時間浴び続ける。紫外線を多く浴びると、活性酸素と呼ばれる疲労物質が脳から大量に分泌され、脳の神経細胞がストレスを受けて自律神経を乱し、脳疲労を起こすといわれる。脳のストレス軽減に、日差しを遮り、紫外線を極力浴びないように、サングラスを使ったり、天気予報を見ながら高温の時間に休憩したり、この夏は臨機応変に工夫して、乗り切っていきたい。
2024年8月30日総合