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待ったなし日光

 今年の4月は4年に一度の選挙の年。市長選、市議選が15日に行われた。市長選は現職が引退となり、4名が立候補する激戦となった。4名の中で3名は私もよく知る方々。某団体の先輩2名。同級生1名。

 8万3千人の人口で4人も出ると、何らかのつながりをたどって、いろいろとお願いが来てしまうものだ。そこで曖昧な態度を取るのは相手にも申し訳がないので、前回同様に支援する候補者は表明した。

 私はなるべくなら高齢者よりも若い市民(市外から来た著名人等でなく)で、元公務員ではなく民間企業の元経営者が市民の代表になってもらいたいと強く願っていた。「青春とは人生の一時期のことではなく心のあり方のことだ」とアメリカの詩人の言葉はあるが、そうは言っても日本人男性の平均寿命は80才くらい。やはり長期的視野で地域の将来設計をするには、平均寿命より20年程は若い方が手堅いはずだ。高齢候補の「孫の代、ひ孫の代にも・・」とかのフレーズもよく耳にするが、本人の存在が微妙な未来の話しは具体性にやや欠ける。そして健全な街の経営は、資本主義社会の仕組みで汗水流して売上を作ってきた経営の経験者がふさわしいと思う。

   

(初登庁とその後ろで作業する120tクローラクレーン)

 そのようなことで4人の中で最も有能だと思う候補者を支援した。「誰が市長になっても変わらない」というがこの状況を維持するだけも至難の業だ。どんどん増える観光客をフォローする働き手もいない。県外から進出した企業の方は「ここで募集しても無理だ」と嘆いて市外から集めているこの現状。

 「待ったなし日光」、これまでの政策の結果として短期的な問題も山積。そして中長期的な戦略をどう描くのか・・・。新市長の手腕に注目したい。

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