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さようならCX1000!

さようならCX1000!

 「今から青森に来てくれ!」
建設機械の売買をする社長から一本の電話があったのが9年前の6月。
この社長、お酒大好きで、素面と酔っている時の勢いが電話では判断しにくいことが時々ありますが・・・この時は飲んでいないような感じでした。
私はいつも社長の話を聞くのがとても楽しみで声がかかると、できる限りスケジュールを調整して会いに出掛けたりもしていました。

しかしこの日は、たまたま一泊二日の研修会で宮崎県に着いたばかり。いくら社長の依頼とは言え・・・。
「今、宮崎なので青森はちょっと難しい・・・か・・・」
と返事も途中でさえぎられ・・・
「わかった。飛行機は調べるからすぐ準備しろ。早く来ないと売れてしまう」と言う相変わらず一方的なしびれるような強引さ~
電話を切り、すぐにまた連絡があり・・・
「明日の朝、宮崎から福岡に飛べ。福岡から青森がある。青森空港には車で迎えに行くから」と言うわけで・・・・・
次の日のフェニックスのプレイをキャンセルし、以前から探してもらっていた100tクローラクレーンの出物を見るため、研修会もオールキャンセルし、言われた通り青森へ飛びました。

空港に着くとクレーンメーカーの営業の方が1人で待っていました。
「社長はいないんですか~?」と聞くと・・・
「現地で待ってますよ」と継続して商談中らしい。空港から車で約2時間の恐山に近い場所まで行きました。到着して社長に挨拶し現物を見ながら、100tク ローラ本体の大きさに改めて「会社に入れるかなぁ・・・」とぼんやりと思いつつ、5年経過のキレイな機械に胸がワクワクしていました。
平成12年製の機械を平成17年に購入し、平成26年までの9年間。多くの皆様のご支援ご協力で、ほとんど会社に戻らず、各地で大活躍をしてくれまし た。4月30日のさくら市の現場が最後の仕事となり、会社に帰ってきました。そして3月に導入した日立住友SCX1200-3と代替になります。
この機械が作業する現場はほとんど見に行きました。また青森からやってきて、今日までいろいろなことがあり、笑いと涙で思い出いっぱいです。
この後、めでたく尊敬する社長に買っていただけたことも、それなりに恩返しになったかなぁとも思います。ありがとう!CX1000!

CX1000の涙のように雨の中で解体作業でした。

移動式クレーンの性能検査風景

オールテレーンクレーンで屋根材の荷揚げです。

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