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30tラフター出動!

 9月末に日本列島を縦断した台風24号。日光市のメインストリート、国道119号線の日光杉並木にも大きな被害を与えて過ぎ去りました。
 今回の倒木現場は会社から3~4km。まずは状況確認してから機種を選んで現場へ行きました。

 ことわざで「大は小を兼ねる」といいますが、狭い場所ではそう簡単に行きません。吊上げ能力の大きい70tラフタークレーンなら余裕を持って作業ができるのですが、設置に制約があって本来の能力が出せません。またフックやブームの出し入れが多くなると、通常の機種では手間もかかり、作業性が低下してしまうのです。

 そこで今回は30tラフタークレーンが選定されました。この機種はタダノ製で現在は生産中止です。通常の25tラフタークレーンよりも車体がコンパクトでブームも長い。現在販売している加藤製のMR350R(35t)も所有していますが、吊上げ性能は新型の35tと旧型の30tでほとんど変わりません。20年前の機械と性能が変わらないとは歯がゆいものです。

 この機械が出た当時、何度も導入を検討したのですが割高でやむなく断念しました。しかし最近は中古も出回り、価格は相場より高めではありましたが、ようやく保有しました。実際に使ってみると、もっと早く導入すればよかったと思わされました。
 
 割高のせいなのか、予想より売れないことが生産中止になっているのだと思いますが、地道に作り続けて改良を重ねていたとしたら、すごいラフターに進化したことでしょう。現在、タダノ製のラフタークレーンは25tの上の機種が70tで間が開き過ぎています。60tが出るという話しも小耳にはさんでいますが、それでも25tの倍以上の機種です。

 通常の25tよりもコンパクトで、ブームが長く、他社の35tを余裕で凌ぐ、GR300Nの後継機種「40tラフター」なんかもいいですねー。でも通常の25tが3,500万円だから4,500万円とか・・・また買えないか・・・。

ムービーはこちら → 30tラフタークレーン緊急出動!【https://youtu.be/cGjYT5P-Cuo

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