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日野レンジャーの衝撃

 先日、仲間の運輸業者で同い年の社長が、高卒の社員を大勢採用したと言っていた。当面は倉庫作業等をさせて免許が取れたらトラックに乗せるような話だった。それを聞いて「そういえばうちも1度だけ高卒の運転手を入れたことがあったな・・・」と思い出した。もう25年くらい前のことだ。

 高卒はいずれにしても、その彼は教習所に通っていて普通免許さえなく入社した。入社後、数日は上場企業の役員のように送迎もしてあげた。めでたく免許を取得して会社で多くの社員が見守る中、4t平ボディの車庫入れのバックを練習させていたら、隣の4t車のキャビンの角に「ガシャーン」。
 「………」見守る社員全員が固まった。順調に成長し10年くらいは全国津々浦々を走ってくれたが、今は退社して製造業の仕事をしている。時々、ゴルフ練習場で会ったりしていろいろと世間話などするが、昔話をして懐かしむ一方、あの日野レンジャーの衝撃は忘れない。
 
最近、20代の社員が4人ほど入り、彼らが集まって話している姿を見ると、とても清々しい。若い人ががんばっていると、自然と応援してあげたくなるのは「自分も年をとったのかなと考えさせられる。でもまだまだ40代後半。これからだ。今年は密かに20代ドライバー募集強化!と決めている。なぜなら若手を育成する、仕事ができてやさしいベテラン社員たちがたくさんいる。

 東京オリンピックの開催や様々な技術の進歩、トラックの自動運転、人口知能や量子コンピューター等々、これから5年、10年と刺激的でおもしろい時代がやってくる。慣例やしきたりにとらわれず、柔軟な姿勢で臨機応変に、できるだけ楽しく若者たちとも仕事をしていこうと思う。

5月は恒例!働くクルマ大集合!【https://youtu.be/iqyg3jyY72g】

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