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働いてはいけない国

 消費税増税の駆け込みの反動なのか、今年の1月から5月までの荷動きはあまりいいとは言えない。しかしその割には、動けるトラックの台数はそれほど多くもないようだ。
 テレビや新聞ではトヨタや日産等の大企業の景気がいい話を、よく見たりはするが、北関東の栃木県のさらに北西の日光市は、景気の良さを実感できない。地方の格差とはこんな感じなのだろうか・・・。
 当社が会員になっている「ローカルネットワークシステム」では、荷物情報を出して契約になった組合に5%の手数料が入るが、最近、この手数料の配分にも、様々な声が上がっている。荷動きは悪くても、それでも不足気味のトラックの情報。そこでトラックで実際に運んだ組合にも、それなりに手数料を支払ってはどうかということだ。
 改善基準告示の遵守で、これまでのようには走れないトラック。それだけでも不足して当然だ。今後は大きく価値観が変わると思う。免許制度の改正で、若い人が業界には入りにくい。若い人が5年、10年と経験を積むと中堅になり、さらに、15年、20年が経過するとベテランになるというのはひと昔前の話。
 人口も減少し、若い人もベテランもいなくなると「ローカルネットワークシステム」の手数料の配分も近い将来、完全に逆転するかも知れない。
 資源のない日本が先進国になったのは、それなりに知恵と汗をいっぱい使って時間をかけてきたからだと思う。少子高齢化の進む現状、働き過ぎると罰せられる国で、本当にこれまで通り先進国で繁栄し続けられるのだろうか・・・。

働くクルマ大集合!【http://youtu.be/Zzj_zeuB8-U】

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